Column
コラム
2024.12.19
見渡す限りオリーブ畑
見渡す限りのオリーブ畑。その地に根付くオリーブは、何種類もの品種が豊かに育っています。乾いた大地に、なぜオリーブがこんなにも息づくのか?

空港からの道のりで、オリーブの姿を目にすることはありませんでしたが、実はラッセルさんの農場の中には、チャップマンリバーという川が流れています。乾季には地上に姿を現さないこの川ですが、地下には豊富な水が眠っているのです。この恵まれた水源があるからこそ、オリーブは栽培され、オリーブオイルの製造にも新鮮な地下水をたっぷりと使用できるのです。

オリーブの木にも多種多様な性質があり、すべての木が同じように育ち、同じ時期に花を咲かせて実を結ぶわけではありません。現在販売中の「Queen of Spain & Coratina(クイーンオブスペイン&コラティナ)」に使われているコラティナは、なんと2年に一度しか収穫できません。(ジャラハニーと同じですね)さらに、Queen of Spain(クイーンオブスペイン)の特徴は大きさです。平均して4g程度と言われているオリーブの実ですが、こにらは13gのものもあり、それはまるでチェリーのように大きいのです。
ラッセルさんの農場は、東京ドーム約141個分もの広さを誇ります。果たして、どんな風にこの恵みが育まれているのでしょうか…?
